3月24日 岐阜県瑞穂市大会、BOYS AND MEN初登場!
3月31日 栃木県宇都宮市大会、hitomi初登場!
4月7日 北海道遠軽町大会、半崎美子初登場!
5月5日 岩手県陸前高田市大会、稲垣潤一初登場!
6月2日 山梨県韮崎市大会、藤巻亮太初登場!

NHKのど自慢チャンピオン大会2018!


涙の優勝!




さて今年も一年の総決算、チャンピオン大会に行って参りました。
ホールであの方と落ち合い運命の座席引換戦!


いざ2年連続1階席奪取へ!!
































奇跡は起きず






入場の前に「埼玉のマッサン」と言う方が近い席を引き当ててたのツイッターで呟いてたから突っついてみようかなと思ったけど入場したら終わるまですっかり忘れてたわw






ところで席に着いて出場順の確認をしようとパンフを開いてみると





パンフの形式が変わっていた


上は去年のもの。





1番から出場順に並べてあるのに対し



出場者が書いてあるだけで出場順は不明


今、手元には無いが、パンフの形式が変わったのは平成15年度以来15年ぶり(版の大きさは何度か変わった事はあるが)。
平成14年度のは出場順で書いてあったが出場者それぞれの簡単なエピソードも載っている豪華なものであった。


まぁまた来年はしれっと元に戻ってるかもしれないがw




それでは「出場順書いてないって事は北海道からかなぁ」と考えてたらいきなり沖縄から来た今年の感想です。




沖縄県石垣市チャンピオン 田福真美さん ♪涙そうそう


鮮やかな琉装が良く似合う20歳の女性。本選さながらの明るい歌声は変わらず見事トップバッターを務め上げた。相当緊張したのか歌い終わった後に思わず涙。今年度はここから色んな涙が流れる事になる。






2東京都八王子市チャンピオン 神田真実子さん ♪海鳴りの詩


放送時闘病中だったお父さんは残念ながら帰らぬ人に・・・大舞台を見せてあげられなかったのは残念だが、迫力のある歌で見事優秀賞を勝ち取った。葬儀でも泣かずに気丈に見送ったそうだが歌唱後には思うところあったのか涙。「お父さん、お疲れさまでした」の一言はグッとくるものがあったなぁ。ある意味、ここで一つ父の死を受け入れた瞬間かもしれない。
さて、それはさておき歌の方にも幾つかツッコんでおくと、本選の時以上にメリハリを付けて演歌としてグレードアップはしているんだが抑える所で歌詞が不明瞭になってしまったところがあったのが残念。私は知っている歌なので脳内補完できるんだが、知らない人が聴いた時に聞き取れるレベルでの抑揚に抑えておけばもう一つ上も狙えたかもしれない。






3宮崎県小林市チャンピオン 福田 眸さん ♪夜桜お七


少し気を緩めたら涙で歌えなくなっちゃうんじゃないかって心配だったんだけども、しっかり声を前に出して頑張ってたね。色んな思いが入っていたせいか坂本冬美夜桜お七でもないし、ましてや過去に歌われた山西さんや野元さんのとも違う何か見てて切ない感じがあったんだよね。「アピールするなら唸りを入れてみたら」なんて書いちゃったけども唸らなくて良かった(笑)福田さんの夜桜お七はこの切ない感じが好きだな。






奈良県五條市チャンピオン 藤川嘉将さん ♪凍て鶴


秘蔵のマイクコレクション披露!
少し軽めの声質だからもっと軽やかな曲の方が合ってるような気がしないでもないんだが(ちょうどVTRで歌ってた二輪草なんかすごく良かったと思う)歌詞の聞き取れなさなど気になってた部分が改善されて堅実に歌い上げた点が評価され見事に優秀賞獲得。彼も三山ひろしみたいなビタミンボイスなんだよな。今度はぜひ三山ひろしの歌を聴いてみたい。絶対合ってると思うんだよ。






熊本県阿蘇市チャンピオン 加藤大知さん ♪指輪


難病の父が好きだった思い出の曲を熱唱!こう言っては失礼だが思わぬ伏兵が見事グランドチャンピオンに輝いた。その要因にまず本選の時との編曲の違いが挙げられる。
もともとこの歌前奏が無く、いきなり歌い出しの曲なのでピアノ奏者の編曲次第で難易度が大幅に変わるんだが阿蘇市大会では一音だけの合図だった為、リハーサルはしていても「歌い始める事」に集中する必要があってそこに力を持っていかれていた。そこへ行くと今回は前奏が長めに取られていて安定した歌い出しが出来るようになり非常に滑らかなスタートを切る事が出来たのがまず一つ。
さらにこれは普段ギリギリを生きてる(笑)通常ののど自慢では間奏の省略もあるわけだが(もちろんこれは時間内に放送を収めつつ歌う時間を延ばすために必要な措置)今回は本家準拠で間奏の省略はほぼ無しに歌われた。「父が大好きだった思い出の曲を歌う」加藤さんを知った観客は自分の父親との思い出をこのたっぷり取られた切ない間奏でそれぞれフラッシュバックし、そこに加藤さんと自分を合わせて感動するのである。その思いと優しい雑味の無い歌声が合致して想像以上の感動を生み出した、と分析する。まぁ中には父親なんて嫌いだなんて人も中にはいるのかもしれないが、まぁそこは多分少数派という事で。
あと父親に贈る歌ではあったわけだが内容自体はウエディングソングであり、この曲を歌う方はやはり彼女や奥さんに向けて歌っている方が多い印象。お父さんに向けて歌った方は・・・12年ぐらい前にあった壱岐市の兄弟ぐらいしか覚えてない(笑)


何はともあれ優しい歌声で見事にグランドチャンピオン受賞!これからもお父さんを大切に!おめでとう!






岩手県奥州市チャンピオン 鈴木結衣さん 及川美月さん 及川ゆめさん 及川桜花さん 佐藤礼佳さん 金野遥平さん 高橋卓杜さん
愛は勝つ


7人組のチャンピオン大会出場者はおそらく歴代2位の大所帯。もうね、何と言うか可愛い子たちだよねぇ。本選の時より見違えるほどパワーアップしてて頼もしかったよ。だって俺会場で聴いてて泣いちゃったもん(笑)三山ひろしも言ってたけど若いって良いよね。眩しいなぁ、青春時代。



「歌だけじゃ厳しいんじゃない?」という意見を元にポンポンでのパフォーマンスを取り入れたが、これが単なる飾りや小道具では無く演出として機能していた所が地味に凄い。
また字幕が出場者名では無く「水沢高校音楽部」とまとめてあったのも当然ながら初めて見た。何となくレア感。




これは家で録画を見直してから思った事だが、さらにもっと良かったのは会場での感動やポンポン芸が会場だけではなく視聴者にも効果的に伝わるようにカメラワークも計算し尽くされていたという点。

この場面。
左下にハンディが待機しており、この後切り替えて個人個人を捉えていくのである。
ステージ上に歌っている人とは別の人物が存在していると言う違和感を感じさせない。
その後のハンディ映像は爽快の一言に尽きる。


余談だがマイクがそれぞれの身長に合わせてセットされてることにここで初めて気が付いた。当たり前と言えば当たり前の事なのかもしれないが、本選時は男子のはちょっと高くしてあって他2つは同じぐらいの高さだったのでこういう細かい事に妙に感心。もしかしたら元々のポテンシャルはそこそこあってマイクが個人専用になって上手く声が拾えるようになったから、さらに上手く聴こえるようになったのだろうか?そこんところどうなのよ、藤川くん(笑)




あまりに素晴らしい歌唱にまさかのグランドチャンピオンも本当にあるんじゃね?と思ったが入賞はならず。でもまぁ後で冷静になって考えてみればここで一番大きいの取っちゃうよりも、これを糧に色んな大会に挑んでいく方が後々この子たちの将来に良い肥やしになるのかもしれん。この経験が活きてくれれば良いなぁ。私あまりこういう事は言わないんだが、本当に良い歌をありがとう!あと今年の総集編で部員の経過報告もよろしく(笑)






静岡県小山町チャンピオン 原田志衣菜さん ♪Everything


ソバージュよりストレートの方が可愛いじゃないかあああああ!!!!!!
1コーラスフル歌唱かと思ったが本選の時と同じくBメロは省略。もうちょっとサビまでの過程を楽しみたかったけど止む無しかぁ・・・。ダイナミックなんだけど声が澄んでいて透明感もあって良いね。






山梨県韮崎市チャンピオン 堀池浩太さん ♪化粧


ビッグスターを目指す18歳。声もそうだけど姿形もつるの剛士みたいだなw
本選の時よりアクションを抑え歌で勝負してきた。後半は若干荒れもあったが、ここはまだ通過点だと思って結果を胸の内にそっとしまって更なる高みを目指してほしい。






徳島県鳴門市チャンピオン 榎並はなさん ♪Why


基本歌唱力はやはり高いと思う。ただその向こう側が今回感じられなかったのは残念。
単に緊張か、選曲か?今後おそらく高校に通いながらもっと上を目指していくんだろうが、その中で自問自答しながら自分なりの味を出していく事が大事になる。どれだけ伸びしろを付けていくかに期待したい。






10群馬県太田市チャンピオン 川田浩行さん 川田恵美子さん ♪愛の奇跡


今回パフォーマンスは封印かぁ、と思ってたらそう来たかw
テレビではチラッと手の平が映ったので、勘の良い人は察して最後ニヤリとしたはず。
もう恵美子さんの「アモーレ」と「ティアーモ」が可愛いのよwそれに集中しすぎて(?)二人ともちょこちょこ音程外してたけど、まぁもう結果は良いかなw
最後浩行さんに少しずつ寄り添っていくところが好き。






11千葉県流山市チャンピオン 武山伸一さん ♪恋人よ


ハイトーンボイスに魅了される視聴者続出。それだけインパクトのある歌だったという事だろう。
会場で聴くとちょっと後半はきつかったかなという印象だったけど見返してみたらそうでも無いかな。という事もあり個人的には訥々と語る前半がゾクゾクした。






12岡山県高梁市チャンピオン 栗原春花さん ♪あの丘越えて


何だよこの子。妖精かよ、可愛いなぁ。
小林旭似のおじいちゃんの貫禄も大したもんだが、ロングトーンや抑揚に難色を示し評価してる歌がオルフェンズの涙というのもまた凄いw本気度が伝わってくるな。
一方で今回の歌には100点を与えた。強面ながら場の空気を白けさせない繊細さも持ち合わせるナイスガイ。
ただ春花さん本人は多分納得していないw
ロングトーン・・・微妙!」もおそらく本心。キレイな声は出ていたが力強さに欠け本来の実力は出せていなかったように思われる。おじいちゃんももしかしたら本音ではそう思ったかもしれん。緊張が勝ってしまったか。
これはもう場数を踏んでいくしかないので、どんどん人前で歌い込んでいくことが大事。






13愛知県半田市チャンピオン 永井ひとみさん ♪TAXI


愛知県のディーバ。
不得手な低音を下に落とすのではなく横に置く様な感じで何とかヤマを乗り越えていった。島津亜矢が言ってた「声に色んな表情がある」と言うのは私が書いた「低音と高音の出来の差がチグハグ」の良い解釈の方wただ今回は本選の時よりもはっきりと発声していたので丁寧に歌っていたと言う印象も強い。
トークでは何か分からんうちにネタ枠になってたw






14北海道上富良野町チャンピオン 栗林春妃さん ♪空色デイズ



差し出されたご飯には目もくれず皿の中から直接いただくこの0歳児はきっと大物になるw


真矢さんが言ってた「弾むように」という表現がぴったりの歌だったね。音程的に完璧ってわけでも無いんだけど、声は可愛いし何より笑顔が素敵。トリはしっとりと締めるイメージもあったけど、こういうのも合ってるかも分からん。10人の甥っ子姪っ子も普段と違った垢抜け春妃さんを見てビックリしている事であろう。






当日の評価は
優秀賞:5番・加藤さん、7番・原田さん
グラチャン:6番・7人組


と予想しましたが、ご覧いただいた通り




優秀賞:『海鳴りの詩』 神田真実子さん
    『凍て鶴』 藤川嘉将さん
グランドチャンピオン:『指輪』 加藤大知さん




という結果になりました。受賞された皆さんおめでとうございます!
なお千ちゃんが司会を担当して、ここまで全て10代のチャンピオンが制してきたが初めて20代のグラチャンが誕生した。


受賞直後、加藤さんの「めっちゃ嬉しいです!」のコメント。もう他の言葉は選べなかった。このありふれた言い回しに精一杯の喜びだったり感謝だったりが詰まっていて、ここにも彼の素朴さが見て取れる。





アンコール場面。
かあちゃん、じゃなかった。えーと島津亜矢に見守られながら歌う感動の場面。
このシーン、なんとAメロからBメロに移行する時も画面が切り替わらなかった。本来なら「眠り誘う陽気の・・・」の前に画面を切り替えたくもなるが、なんと30秒近くこのアングルで映していたのである。島津さん主体に置きながら、涙を堪え歌に集中する加藤さんも外さない。今大会屈指の名シーンである。7人組の時と言い、今回のカメラマンと中継車は仕事したなぁ。




全体の感想としては今回のチャンピオン大会はいつもの和気藹々とした雰囲気を纏いながらも、歌だけは実力以上の力を出せた方、緊張して普段通り行かなかった方、それぞれが全力でぶつかり合って本気でグランドチャンピオンを獲りに来ていた。まさに真剣勝負という名に相応しいレベルの高い出来だった。出場者はもちろん、スタッフにも拍手。
早くも来年のチャンピオン大会に期待!皆さん、お疲れさま!