3月24日 岐阜県瑞穂市大会、BOYS AND MEN初登場!
3月31日 栃木県宇都宮市大会、hitomi初登場!
4月7日 北海道遠軽町大会、半崎美子初登場!
5月5日 岩手県陸前高田市大会、稲垣潤一初登場!
6月2日 山梨県韮崎市大会、藤巻亮太初登場!

NHKのど自慢SP~頂点を目指す10組のチャンピオン~

これでさよならとは言わせない・・・!


本来であれば前日の5日にNHK大阪ホールで行われていたチャンピオン大会。ご存知の通りコロナで 中止 延期になってしまったので、今回は出場予定だった10組のチャンピオンの当時の歌声と近況を、リモートで繋いでお伝えしていくスペシャル版でございます。

いやー誰が出るのかも全く分からなかったですからねー、もう番組始まってから「うおー、この人出てる!!」とか「あー、この人出てねぇ」とか叫びっぱなしの45分でしたよ。と言うわけで出場者整理です。北から順にご覧ください。



岩手県矢巾町チャンピオン 神山未来さん
ロマンスの神様


山形県南陽市チャンピオン 千葉結衣さん 中嶋友靖さん 河井彩華さん 佐藤那織さん
♪ぼよよん行進曲


栃木県小山市チャンピオン 茂木結菜さん
瑠璃色の地球


新潟県上越市チャンピオン 川合徹人さん
♪奇跡~大きな愛のように~


長野県辰野町チャンピオン 林 綾音さん
♪だから僕は音楽を辞めた


三重県四日市市チャンピオン 上田淑子さん
かあちゃん


兵庫県加古川市チャンピオン 小口拓利さん
♪奏(かなで)


鳥取県米子市チャンピオン 上田剛史さん
♪Story


福岡県朝倉市チャンピオン 藤﨑伊織さん
イヨマンテの夜


鹿児島県奄美市チャンピオン 田中功介さん
♪花になれ


以上10組の皆さん!
こう見ると割と各地区から万遍なく選出されてるようで、その地区ごとで代表者を出してる様なニオイもあったりなかったり。偶然そうなったかどうかは分からんけど。
千葉市チャンピオンの「走れ正直者」は聴きたかったなぁ~とは思ったけど、逆に矢巾町の「ロマンスの神様」が聴けたのは嬉しい誤算。「ぼよよん」と「ロマンスの神様」は去年のチャンピオンの中でも特にリピートして聴いたから、この2組が選出されてたのは素直に嬉しい。
ホントだったらこの中から優秀賞とグラチャン決まってたんだよなぁ~と思うと、まだ消化不良感が残りますが、とりあえず今回の感想に参りましょう。





鹿児島県奄美市チャンピオン 田中功介さん ♪花になれ
脱サラして一念発起、看護師を目指す男性。のど自慢出場時は国家試験の直後だったそうだが無事合格。現在は地元の病院に勤務して仕事に励んでるとの事。
「花になれ」と言えばやはり平成30年の篠崎大輔さんが思い起こされるが、篠崎さんとはかなり毛先が違っていて優しさを前面に押し出してる篠崎さんに反して田中さんは勢いと力強さの「花になれ」であり、それこそ天童さんが「全身全霊で歌っている」というコメントがピッタリの歌唱となっている。奄美の風景も映ってたけどあの風土に触れて来たからこそ西川さんが言っていた「伸び伸び歌っている」歌が生まれたんだろうなー。






長野県辰野町チャンピオン 林 綾音さん ♪だから僕は音楽を辞めた
コロナ前最後の回のチャンピオン。出場当時は高校2年生だったが現在は既に大学1年生となった。
声優・アニメソングコースを専攻しているようなので鈴木愛奈ちゃん・花井美晴ちゃん姉妹や岡咲美保ちゃんなどに続くのど自慢チャンピオン経験者の声優誕生もまた間近かもしれない。
曲はヨルシカの「だから僕は音楽を辞めた」という我らオジサンには若干マイナーな選曲であったが、原曲を聴いてみるとここから絶叫も交えた激しい畳みかけが続くので、メロディー部分でブレてた所があったのはやや不安要素。






新潟県上越市チャンピオン 川合徹人さん ♪奇跡~大きな愛のように~
さだまさしのしっとりとした「歌」の部分と、訥々とした「語り」を見事に使い分けた透き通る歌声に説得力を感じる。ここからまたサビに向かって高音がグッとくるから、そこの出来も気になるよな~。
定年を迎えたスキー専門の元体育の先生だそうでスキー歴57年の61歳。歌も結局は体力勝負だから、スキーで鍛え抜かれた肉体が60を越えても若さを保った歌声に繋がってる感じはする。






山形県南陽市チャンピオン 千葉結衣さん 中嶋友靖さん 河井彩華さん 佐藤那織さん ♪ぼよよん行進曲
うーん、これ流れてる映像って別に新しいものじゃないし、何だったら100回ぐらいは繰り返して見てるはずなんだけど、改めてスペシャル版と思って見ちゃうとこの方たちの力強い歌声に何故だか涙が止まりません。これ生で聴いたらヤバかったろうなー、当時の映像でこれだもの。グラチャンとかそういう感じでは無いんだけど私的にはビンビン感じちゃいますね~、素晴らしい。


中嶋さん「さぁみんな~、ジャンプしますよ~、1,2,3、ぼよよよ~~~ん!



千「ずっとそのテンションなんですか?w」



中嶋さん「いや、ホントはもっと上げてます



この切り返しは逆に想定外w






栃木県小山市チャンピオン 茂木結菜さん ♪瑠璃色の地球
どっちかと言うと、この子の歌い方の方がヨルシカに近いんだよな~。
当時も書いたと思うが歌唱技術的には申し分ないものの、選曲とはややミスマッチな感じもするんですよね。もっとサビまで引っ張ってから盛り上げていった方がこの曲は聴かせられるとは思った。場数的にも問題ないだろうし、後はアナリーゼと言うか一つの楽曲をさらに深く掘り下げていければこの子は凄い歌い手になると思う。






兵庫県加古川市チャンピオン 小口拓利さん ♪奏(かなで)
茂木さんとセットで紹介されていたが、放送時点では年上の彼の方がやっぱり3歳ぶん上かな?と言った印象。有り余る技術はあるんだろうけど、それを一気に見せ付ける事はせず淡々と余裕を持って歌い進めている。にも関わらず地味にもならないギリギリのラインを攻めてくるんで、聴いてる者を惹きつける力があるんだよなぁ。もっと聴いていたい心地よさ。






鳥取県米子市チャンピオン 上田剛史さん ♪Story
ねぎ一本でチャンピオン大会に来た男!
一般的に薬味として欠かせないものではあるが、鳥取の白ねぎは数々ある鍋の具を押しのけ自らが主役に躍り出るポテンシャル。メインとして威張り散らしていたを黙らせ太刀持ち露払いに従える様はまさにねぎの将軍鍋と呼ぶに相応しい。上田さんはツマとしてひっそりと佇んでいた白ねぎにスポットを当て、食材としての可能性を探求していく開拓者なのである。

うん、で歌の方は若干緊張したのもあったか、リズムが狂ってきたのをバンド陣に合わせてもらったり、特に詞の歌い終わりが結構マズかったのが気にはなったかな。声自体は良いものを持ってると思うのでビブラートや小節の完成度を上げればもっと聴ける歌になる。ここまで書いて当時の記事を読み返してみたら同じ事書いてあった。改めて聴いてもそう感じたっつー事はやはりそういう事なんだろう。






福岡県朝倉市チャンピオン 藤﨑伊織さん ♪イヨマンテの夜
今回最年少。小さな体と可愛い顔からは想像もつかない唸り声。まだまだ発声は完成していないもののやっぱりインパクトは抜群だよなぁ。と思えば艶やかな部分もあって妙な色気も感じさせる。
この春から中学3年生となり身長ももう167センチ。まだ伸びるだろうからキャラ的にも将来本当に氷川きよし2世になるんじゃないかと思わせる雰囲気があるよな。水森英夫先生に鍛えてもらいたいね。






岩手県矢巾町チャンピオン 神山未来さん ♪ロマンスの神様
いやー神山さんの歌も鬼リピートしたんだよなー。
広瀬香美の曲ってサビの高音エグイんだけど力強く歌えてるし、見せ場の「ロマンスの神様」まで聴きたかったよ、マジで。
3歳と1歳の女の子のお母さんでもあり、今娘さんがハマっているのが神山さんがのど自慢に出た時の映像を見て一緒に歌うのど自慢ごっこ。あー、こらもう10年後この子出るわ、覚えとこ。





10三重県四日市市チャンピオン 上田淑子さん ♪かあちゃん
島津亜矢バージョンを引っ張ってきたけど、声質としては島倉千代子都はるみのような泣き節の方が活きてる。裏声と地声、両方使ってたけどこれ最後の方まで自在に使えてるかどうかで全然評価変わってくるよな。多分審査員は同世代の人が多そうだから(笑)感情移入して聴きそうな所も評価を上げる要因になるかもしれん。最後の最後でオバちゃん・・・と言っちゃ失礼だけど、妙齢の女性がどっしりと締める安心感は平成15年度の川島ミキ子さんを思い出す。





と言うわけで本来だったらここで優秀賞2組、そして栄えあるグランドチャンピオンが決まるわけですが、今回は本選の編集だったので審査は無し。うーん、どうだろうなぁ、個人的な思い入れなんか抜きにして予想してみると茂木さん拓利くんのどっちかが取りそうな気がするよな。若しくは将来性を買いまくって伊織くんを爆上げしておくのもアリかもしれないが、変声期のハンデを考えると仮に普通に開催されていたら今回の伊織くんの入賞は見送られていたような気もする。一番古い林さんが既に2年以上も経過していて、一番新しい茂木さんが3ヶ月ほどしか経ってないから過去映像だけで一緒くたに語るのが非常に難しいのが悩みどころなんだよなー。私的にこの10組の中からはもう決めたけど、事情により発表はちょっと後日追記しますw





そう言えば「今年デビューを果たす若手歌手」は原田波人くん斉藤花耶さんでしたね。花耶さんは読めたけど、波人くんはちょっとノーマークだったなw デビューしたのは知ってたけど花耶さん推されまくってたから花耶さんしか浮かんでこなかったもんねw

番組内でのど自慢から歌手になった人物に北島三郎美空ひばり三山ひろしの名前が挙がってたけど再三書いてきた通り美空ひばりの出場疑惑に関しては待ったがかかる。
「上手すぎて鐘が鳴らなかった」とか「いや鐘はなんと1つしかならなかったんだ」とか当時としても俄かに信じがたい逸話が伝説の如く語り継がれているが、どの説の信者もセットで発する言葉が上手いが子供らしくなかった為と言うもの。実はこれ島倉千代子がのど自慢に出た時のエピソードと酷似している。ちなみに美空ひばり自身は地元で開催されたローカルのど自慢に出場したのを「NHKのど自慢(当時は素人音楽会)」に出たという事でガチで勘違いしてたっぽい故に、そういう話が持ち上がったのでは無いか、という話が昭和45年あたりに発行されたNHKの放送夜話に載ってたりするので興味のある方は何とか探し出して参照してほしいw
そう考えると「鐘がならなかった」という番組進行上信じられない話も「ローカルののど自慢だったから」と考えれば若干信憑性が出てくるのではないだろうか?あるいは本当に出場していたがまだ鐘を使っている時代では無かったから当然鐘が鳴らなかったという可能性もあり、どちらにせよ真偽の方は定かではなく、出場していたかしていなかったのかどの説も立証不能なのが悔しいところ。まぁ私は今のところ美空ひばりはNHKのど自慢に出ていない説を推してるわけだけどw





さて、今回もラストは完全にこれで終わりになったというニュアンスではなく実現できるようにという含みを持たせた終わり方だったので、この10組の歌声を生で聴ける機会もあるのではないかという希望も出てきましたね。西川さんも言ってたけどやっぱり生で聴きたい!生で聴くに限る!未だ見えないコロナ収束ですが少なくとも来年は中止にならない事を祈りつつ日々生きていくことに致しましょう。