3月24日 岐阜県瑞穂市大会、BOYS AND MEN初登場!
3月31日 栃木県宇都宮市大会、hitomi初登場!
4月7日 北海道遠軽町大会、半崎美子初登場!
5月5日 岩手県陸前高田市大会、稲垣潤一初登場!
6月2日 山梨県韮崎市大会、藤巻亮太初登場!

鐘おじさん今昔

ご存知の通りしばらく のど自慢がお休みなので急遽、特別企画やります。
第一回は鐘おじさん今昔

特別番組・司会者今昔 - のど自慢観戦記 鐘2つ目
この前やった司会者今昔の関連記事みたいなものです。
娯楽が少なくなってきているので(笑)ヒマつぶしにどうぞ。


のど自慢・鐘おじさん今昔

のど自慢のシンボルと言えばご存知「鐘」であるが、あの鐘はチューブラーベルなどと呼ばれるれっきとした楽器である。出場者の歌を別室にいる審査員が審査し、鐘の数とタイミングを鐘奏者に伝えて鳴らしている(つまり鐘奏者が数とタイミングを決めているわけではない)。

鐘の音階は1つがオクターブ上の「ド」、2つが「ドレ」、3つが「ドシラソ ドシラソ ドミレ」となり、鐘3つのドシラソ×2は注意喚起の装飾音、いわゆる花マルの花の部分だとか(宮川泰夫アナ談)。つまり後半の「ドミレ」が鐘3つの部分である。
また番組当初はシンボルの鐘は存在せず審査は司会者が口頭で伝えていた。

不合格の場合は「もう結構です」
合格の場合は「おめでとう、合格です」

のような感じである。
しかしこの「もう結構です」が「歌の出来が結構です」と勘違いする出場者が多く糠喜びさせてしまう為、倉庫の奥にあった鐘を誰かが見つけ「これを鳴らせば」と引っ張り出して来たのが始まりである、と言われている(諸説あり)。

ちなみにいわゆる鐘3つの「合格の鐘」には曲名が存在しており、正式名称を幸せの鐘と言い、何とあろうことかJASRAC登録までされている
なのでイベントなどで使用したりすると後々面倒な事になるかもしれないので注意が必要(笑)
また中村美律子の「人生そこそこ七十点」という楽曲には、途中でこの「幸せの鐘」が使われてたりする。
https://www.youtube.com/watch?v=A34WPxRdwoY
さすがに のど自慢で出場者が歌った時はチューブラーベルは使用せずシンセサイザーで代用した。



さて、それではこのシンボルを鳴らして来た面々を紹介しよう。





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吉沢庸光

のど自慢の元プロデューサーでもある。
のど自慢の演奏者紹介はその時代によって変化があり、古くは番組の最初に紹介。または5、6番目の出場者が終わってから紹介。などと変遷を経て現在の出場者全員歌い終わってからの形となっている。鐘奏者はしばらく紹介されることは無かった為、ウィキペディアなどを見ると不明となっているが、おそらく奏者が固定されて無かったんじゃないかと思われる(実際は紹介が無かったためホントに不明)。
「シンボルにはいつも決まった顔を」という事で平成5年から担当。




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秋山気清

現鐘奏者。平成14年の2月ごろから担当。
東京芸術大学出身で本職の打楽器奏者であり、チャンピオン大会などでは鐘の他ドラムロールなども担当している。ネット用語で本名の「気清」と鐘を鳴らして歌を途中で中断させる事を掛けて「規制」などと呼ばれ何故かカルト的人気を誇る。
鐘奏者のポケットには2大アイテムとして針金イエローカードが入っていると伝説のように語り継がれている(真偽は不明)。針金は鐘を吊るしている糸が万が一に切れた場合、それを応急処置するための業務上必要なもの。吉沢庸光時代に鐘の糸が切れてしまい番組(平成8年伊勢崎市大会?)がストップしてしまった事が原因という(なお収録回だった為およそ10分中断の後、再開)。
またイエローカードはわざわざサッカーの店から買ってきたと言うこだわりの逸品(?)であり、鐘の数が違うと歯向かってくるゲストなどに無言で抗議するためのジョークグッズである。噂には聞いていたが秋山気清も木村拓哉イエローカードを出したことからその存在が明るみになった事は記憶に新しい。
なお写真は世にも珍しいアロハ気清をチョイス。3年前に ミサイル 衛星打ち上げの影響で開始が遅れた際にも出したやつ。
ちなみにその時の開催地も中止になった今回と同じ岡山県高梁市である。




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カネヤマ イサオ
平成17年12月~平成18年1月、秋山気清欠席時に担当した方。
一言で言えばぶっちゃけ謎の人。なので漢字表記も分からない。
鐘も一本調子だった為、のど自慢のスタッフの1人じゃね?と思っているが真相はいかに。
なお一世を風靡した養老町の星こと「幸ちゃん」に鐘を鳴らしたのはこの人である為、そう言った点でも激レアさんと言える。




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大舘 信
平成29年の4月、広島県東広島市の回で担当された方。本職はラテン・パーカッション奏者。
顔だけ見れば「誰だよ」となるが、実はのど自慢とは古くから縁がありチャンピオン大会のクレジットで名前を見かける事は多い。それがこの方だったと言うわけである。断じて大竹まことではない。



のど自慢の主役・出場者の皆さんが最も輝くのが鐘が鳴った瞬間である。その出場者たちに寄り添ってきた鐘奏者の皆さんにも注目していただきたい。

来週のこの時間は特別番組「あの人も出ていたのど自慢」をお送りする予定です。