3月24日 岐阜県瑞穂市大会、BOYS AND MEN初登場!
3月31日 栃木県宇都宮市大会、hitomi初登場!
4月7日 北海道遠軽町大会、半崎美子初登場!
5月5日 岩手県陸前高田市大会、稲垣潤一初登場!
6月2日 山梨県韮崎市大会、藤巻亮太初登場!

12月

1週間も前の話であるが九州場所が終わった。


その間、モンゴルに帰国していた朝青龍も日本に再来日し謝罪。初場所からおそらく活躍するものと思われる。


さて九州場所であるが、白鵬が日曜日に負けて3敗での優勝。追っていた千代大海が休場で相撲を取る前から優勝が決まっていた。白鵬はほっとしたというから、これは問題である。尤も琴光喜が良い相撲を取っていた事は褒めなければならないが。


どうも来場所の優勝は朝青龍のような気がしてならない。白鵬はまだ信頼に欠けるし、大関陣はあんな調子だし、関脇以下は潰しあうし、朝青龍優勝以外の要素は見当たらない。2場所出場停止などハンデにならないだろうと思う。



せっかくなので来年期待する力士も挙げてみよう。



安美錦
技に力強さが加わって安定感が出てきた。九州ではイマイチ目立たなかったが、苦手の琴光喜を破った事は自信になったのではなかろうか。膝を怪我した事で前に出る相撲が目立って来たなぁ、とは数年前から思っていたのだが、まさかこれほどまでに番付を上げてくるとは思わなかった。後は苦手の克服が課題。




安馬
突き刺さるような当たり。あの体で圧力があるし、何で自分よりも重く強く当たってくる力士のぶちかましに下がらないんだろうと不思議に思う。大関陣には千代大海以外苦手は無し。白鵬にも勝てる。朝青龍にもきっと動き負けしなくなるだろう。朝青龍のように取りこぼしが無くなれば大関どころか横綱も近い。




豪栄道
今や稀勢の里栃煌山を抑えて最も注目すべき若手の一人であろう。
相撲に安定感が出てきた。もともと力があったのか、精神的なものなのか、十両時代はそれほど迫力のある相撲でも無く、岩木・旭天と巴戦をした場所以外は「こんなものか」程度の力士だったのだが。後はとにかく稽古で上位で戦える力を付けていくしかない。九州では後半、上位の力士と当たり、まるで遊ばされるように負けた相撲もある。
来年の今頃はどのようになっているのか、今から楽しみである。




豊響
猛牛二世。ドドド。
迫力のある相撲には定評がある。上位で活躍を期待してほしいが、今の相撲のスタイルを変える必要は無い。とにかく今の突進相撲を磨いていってほしいのである。それこそ相手がいなしたり、まわしを掴む事が出来ないくらいに。




玉春日
顔を見るとホッとします。
一場所でも長く取ってほしい。出来ればもう一度三役あたりで横綱大関バンバン倒して・・・とまでは高望みしすぎかもしれないが。生活面でも若手の手本。




若麒麟
激しい突っ張り相撲。以前はちょっと腰が高いのでは無いか?とも思いつつ見ていたのだがそうでもないかもしれない。小手投げにちょっぴり技能的な面も見せる。動き回って勝機を見出すのも割と得意。思い出すと突っ張りだけが印象に残ってるが、意外に掴み所が無いような力士にも思えてきた。




把瑠都
説明不要。エストニアの怪物。
怪我の教訓から今までの相撲からの脱皮を計っているが、やはり迫力不足の感はある。逆に安定感は増して「今の倒れ方大丈夫か?」的な事は九州では無かった(尤も4敗中、まともに負けたのも千代大海戦ぐらいだったが)。
今後は白鵬のようなどっしり構えて行く相撲を取るのだろうが、もう少し腰は落とせないのか。あれ以上落とすと安馬戦みたいに前に落ちるのかもしれないが、腰高になりすぎてもリスクは高い。何にせよ膝と相談してやっていくしかないところが、見ている方にとっても歯痒い。




結論を言うと、やはり立会いとは重要なものなのである。
それ出羽 ノシ