3月24日 岐阜県瑞穂市大会、BOYS AND MEN初登場!
3月31日 栃木県宇都宮市大会、hitomi初登場!
4月7日 北海道遠軽町大会、半崎美子初登場!
5月5日 岩手県陸前高田市大会、稲垣潤一初登場!
6月2日 山梨県韮崎市大会、藤巻亮太初登場!

平成22年大相撲夏場所

北海道滝川市では6年ぶりに行われたNHKのど自慢。
「ハリケーン」中央のお二人は過去の滝川市大会にも出てた気がする・・・。




それは後日突っ込むとして今日はのど自慢観戦記ではなく大相撲。


まずこの夏場所の見所と言えば新大関となった把瑠都なわけで、14勝を上げた春場所の勢いそのままに朝青龍が抜けた穴を埋めてくれるのではないか、との見方があったがそこはさすがに甘くなかった。
さて春場所に一人横綱となり見事その場所を全勝で飾った横綱白鵬は優勝はもちろん優勝争いの段階でもすでに一人荒野を行く。特に平幕相手にはほとんど相撲を取らさない。どこか隙があるようなものの、それを突ける力士がいないと言う周りの弱さも手伝って悠々と2場所連続の全勝優勝を成し遂げた。


これで白鵬の連勝は32に伸び、平成では最も多い朝青龍の35にあと3つと迫る。もしも来場所も全勝で締めるような事となると47連勝となり大鵬の45連勝まで抜き史上3位の記録となる(公式記録にならない古い記録ではもっと伸びてる力士はいるようだが・・・)。


この連勝記録が伸びていくかはともかくとして、連覇数はこの後もどんどん伸びていくだろうし、その公算の方が強いと見ている。


じゃ、いつものように大関(笑)からツッコんでいくか。
膝に爆弾の日馬富士。初日二日目と連敗した時点で今場所の優勝争いはほぼ絶望的となったが、そこはさすが大関で翌日から7連勝するあたりやはり地力はある。白馬戦のポカなどが無ければ常に二桁勝つ実力はあるのだが、そこを落としてるようでは横綱の地位は無いだろう。
逆に初日二日目と豊ノ島安美錦と苦手を破って勢いに乗るだろうと見られていた琴欧洲はやっぱり駄目だった(笑)ただ単に豊&安が不調だっただけかもしれない。栃煌山戦も実質落としたようなもんだから下手すれば皆勤負け越しすら有り得る結果。そろそろ褌締めなおして基本と度胸を身につけていかないと把瑠都に抜かれるどころか自分が落ちる。
大関、注目の把瑠都は前半連勝も内容は100点満点中30点ぐらいの出来か。先場所会得した(と思われていた)強烈な突き押しも影を潜めアップアップの状態で何とか勝ち星を積み重ねていった感じ。まぁ今場所はこれが精一杯だったと言えばそれでお終いなんだけど、今場所の優勝争いをつまらなくした戦犯として猛省を促す。尤も何かと昇進イベントで忙しく稽古の時間が取れなかったという同情の面もあるっちゃあるんだけど。来場所頑張れ。まず話はそれからだ。
魁皇は千秋楽で通算1000勝達成。この人結構カド番経験してるから負け越しの数も多いんじゃないかと思うんだけど、実は皆勤負け越しってのが15年の秋場所以来なくて(駄目そうな時は途中で休場するし)一時期悲壮感すら漂っていた時期に比べると最近また復活して来ているような印象がある。もう何にも言わないので(言うけど)とことんまで取ってほしい。力の限り応援するぞ!ってわけじゃないけど批判もしない。お客さんが喜んでるのでまぁ何よりだ。
あと琴光喜さん、これからも新潮慎重に頑張ってください。


次の大関は誰だ?っちゅうことで関脇稀勢の里
やたら強い相撲を見せつけるわりには魁皇戦の叩き込みとか食らって( ゜д゜)ポカーンとさせるわけで。もうねぇ、何と言ったらいいか。在りし日の魁皇を見ているようだ。尤も大関挑戦権すら獲得できていない状況では2枚も3枚も格が下と言うもの。来場所は二桁。これノルマな。
西関脇は安美錦。膝の調子が悪いのかキレが無い。この人ぐらいになると期待はずれの落胆と言うよりは何か心配になってくる。名脇役の不調は寂しい限り。
東小結に復帰した琴奨菊。前半黒星が込んだが気づけば地味に勝ち越し。千秋楽二桁勝利を懸けて軽量の白馬を「吹っ飛ばしてやろう」との意気込みの下、思いっきり突っ込んでいったところを叩き込まれアボーン。とにかく今場所は空気のような存在だった。
西小結はこれも1年ぶりに復帰に栃煌山。多少は力を付けてきたのか前回の小結の時よりは奮闘。7勝で終わったあたり琴欧洲戦の勇み足が悔やまれる。


平幕では栃ノ心が二日目から大関4人を倒す快挙(?)。
腕の返しとか技能的な面が光ったが、ちょっと欲が出たか(それとも大関とはこんなものか)8勝に落ちつく。だが色んな収穫のあった場所であろう。千秋楽勝って敢闘賞。
同じく敢闘賞の阿覧。先場所は上位でフルボッコだったが今場所は前に出る相撲で12番。この人に限らず欧州系の力士は「相撲を覚えたら」と言われるがちゃんと今場所の相撲を覚えていられるだろうか。今場所は10枚目。真価は来場所である。
他目立った力士と言えば白馬と北太樹の名前を挙げねばならないだろう。両者とも1月に幕内返り咲きをした後は勝ち越しを続け初の上位戦。動きの良さが目立ち白馬は何と大方の予想を覆す10勝を挙げた。琴欧洲戦のとったりは会心の出来。これで技能賞どころか候補にまで挙がらんとは三賞選考委員会もたかが知れている。2ちゃんねるの相撲マニアたちにやらせた方がよっぽど白熱した議論が展開され納得の行く選考が出来るだろう。
同じく北太樹は1点の負け越しに終わるも相撲内容の我武者羅さには好感。どうせなら栃ノ心と千秋楽敢闘賞を懸けての取組でも良かったが、そこはさすがに4日連続大関撃破に比べると弱かったか。
徳瀬川。これから本格化すれば三役で取れそうな型を持っている。今場所は外掛けが目立ったが使いどころを覚えれば必殺技としてより効果的になるだろう。これで幕内2場所目も勝ち越し。来場所はさらに番付を上げる。
若荒雄。魁皇に可愛がられた効果か敢闘相撲で何と二桁。千秋楽、豊響との一番は勝昭さえ唸らせる大熱戦。千代大海ポジションとして活躍なるか。
十両では先場所新十両で頑張った大道が今場所も勢い持続の7連勝。後半は崩れ10勝に留まるが来場所は早くも新入幕を狙う位置に。上手を取れば力が倍増するものの、やや投げに頼る面がある星風と似たような相撲タイプ。体格が良いので上手を取りつつ逆の手で前ミツあたりを探りどんどん前に出ていけば、もっと楽に勝てると思うのだが。
それから新十両の松谷も9勝と健闘。そのふてぶてしい面構えと相撲っぷりは若い頃の垣添を思い出させるなぁ。十両ロートルが星を回しあってる事もあってなかなか空きが出来ないけど、いざ上がっちゃえば割と通用するのかもね(まぁ松谷は互助に泣いた事は無かったと思うが)。
来場所は新十両魁聖佐田の海が昇進。魁聖は満場一致だろうが、佐田の海ではなく剣武が来ると思ったのでこれは意外な結果。
そして最後に・・・・・・幕下陥落の海鵬さん、いきなり復帰は厳しい位置だけど精一杯頑張れ。